リードの硬さについて

リードはサックスの発音源であり、リードの振動がサックスの音色に直結します。どういう音を出したいかは、リードをどう振動させるかに繋がります。そして、振動を決めるポイントのひとつに、リードの硬さがあります。

 

どのリードが合うかは人それぞれとか、柔らかいリードで楽に吹いた方がいいとか、その他リードについては様々な意見があります。

 

ですが、その人に合うリードというのも現時点での奏法にたまたま合っているだけですし、柔らかいリードで楽に吹いた方がいいというのも硬いリードでしか出せない魅力的な音を否定することになり兼ねません。

 

発音の仕組み、効率の良いリードの振動、下唇の役割、必要な力、不要な力などが予めわかっていれば、アプローチを間違えることなくトレーニングをして、様々なリードを選択出来るようになります。

 

硬いリードの音が好きなら、または柔らかいリードの音が好きなら、仕組みを知った上でそのように訓練すればいいのです。良し悪しではありません。

 

上手く訓練すれば、コントロールできるリードの硬さの幅が広がります。