オーバートーンにおける誤ったアプローチ

オーバートーンはサックスのコントロールにおいて効果的な練習法として知られていますが、そのやり方はとても大雑把で、「コツコツ取り組んでいればそのうち出来るようになる」と言われています。それを信じて取り組み続けているものの一向に先に進まない人も少なくないのではないでしょうか。

 

オーバートーンは正しいアプローチで続けていれば、文字通り「そのうち出来るようになる」のですが、間違ったアプローチだと早い段階で上達が止まります。第三倍音までは出来て、第四倍音は頑張れば何とか出て、第五倍音は本当に調子のいいときにたまに出る、くらいで長い期間止まっている人は、まずアプローチから間違っている可能性が高いです。

 

間違っている人は大抵、シビアな点を狙いに行っています。そして、上達することとはそのシビアな点を上手く狙えるようになることだと思っています。しかし、上手い人は結構適当です。点の幅を広げるようなトレーニングをしている感じです。

 

オーバートーンのアプローチ、間違ってませんか?